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アメリカでバイク免許を取得

アメリカでバイクの免許を取得するのは、日本と比べるとコスト的にも時間的にも、そして技術的にもずっと易しい。


トータル10時間の乗車訓練と5時間の講義。これを2日間で終える。たったこれだけ。しかも、費用も250ドル(約2万6千円)しかかからない。


しかもアメリカの場合、免許が排気量ごとに分かれているわけではなく、この講習を終えてDMV(免許交付機関)でペーパーテストに合格すれば、どんな大型バイクでも乗れてしまうのだ。

アメリカのバイク免許教習所


1日目は朝6時から約5時間の実地トレーニングからスタート。取り回し(倒れたバイクを起こす訓練はない)から始まり、クラッチ操作とギアチェンジ、そしてブレーキング。その後で直進と大きなサークルを旋回する練習。

午後からは講義になる。安全面に重点を置いた内容で、ビデオを観たり、質問に答えたりという感じ。

2日目は、講義からスタート。そして午後から実地トレーニングとそのままの流れで卒業試験に入る。

8の字走行、Uターン、S字走行、それからスラロームや障害物を乗り越える練習と急制動だ。

日本のように一本橋やクランク、坂道発進などはない。

それから面白いことに、生徒は免許を持っていないはずなのだが、みんなバイクに乗った経験があるのだった。自宅周辺で乗ったり、中には既にバイクを持っている人もいる。

教官もそのことは承知しているような口ぶりで、生徒と話をしている。

このあたりは、さすがはアメリカである。とても大らかだといえよう。

ちなみに訓練で使うバイクは250ccのホンダNighthawk250。

ホンダ・ナイトホーク

こうして、わずか2日でバイク免許取得のための訓練は終わる。

教習所でのトレーニングを終えたら、後は試験会場でペーパーテストを受け、合格すれば晴れてバイク免許取得というわけだ。

しかも、もう一度言うが、アメリカのバイク免許に排気量による違いはない。

言い換えれば、わずか2日の訓練と30分のペーパーテストで大型バイクの免許を取得できるのだ。それもわずか2万6千円程度でだ。

こう言うと、日本に比べてアメリカのバイク免許取得の環境は羨ましい環境に思うことだろう。

確かに取得そのものだけを考えれば、アメリカはポジティブな環境ではある。しかし、物事は常によいことばかりではない、容易に免許を取得できることのネガティブ面もしっかりと存在する。


なぜなら、それだけ技量が十分でないまま公道でバイクを走らせることになるからだ。


まり、訓練では250ccのバイクに乗り、実際に購入するバイクは1,000ccを軽々と超えるハーレーなどの大型バイクを公道で走らせることになるのである。


それがどんなに危険を伴うことか、賢明な読者であれば想像がつくだろう。


実際に、私は免許取得後に非常に恐ろしい経験をすることになった。


訓練では、倒れたバイクの起こし方を教えてくれないということに代表されるように、公道での実際のバイクライフに必要なスキルを教わらないままハーレーなどの大型バイクに乗ることになるのだ。


実際に、バイク免許取得して2週間ほど後にトライアンフをレンタルしたのだが、そこで大型バイクの恐怖を感じたのだった。

イーグルライダー

全国展開しているバイクのレンタル会社Eagle RiderのNewportbeach店でトライアンフT100(800cc)に挑戦した。


それまで乗ったことがあるバイクでもっとも大きなのが教習所の250ccのホンダだ。


目の前にあるトライアンフは、それよりもずっと大きく、そして重い。


エンジンをかけると、大きな音とともに800ccのエンジンが鼓動する。


そして、ギアを1速に入れ、スタート!


「うわっ」と思わず、その力強い駆動力に声が出た。店から出てすぐに右折する・・・が、駆動力が強すぎて大回り。

それはもう、冷や汗ものだった。

しかも、家に帰るには、フリーウェイを走らなければならない。それも片道30分の道のりだ。

そして、フリーウェイに乗ったのだが・・・・そこでは、平均120キロで走行するのが普通だ。

これまで教習所で走った最高スピードは、おそらく速くて30キロ。時速120キロは、私のとって未体験ゾーンであり、しかもそのスピードで受ける風圧、そして恐怖は、それこそ未体験のものだった。

約40分後、家にたどり着いたときには、全身汗だくだった。

しかも緊張して力を入れっ放しだったので、体中が痛い・・・筋肉痛だ。

体力を使い果たした私は、それからしばらくソファで寝入ってしまうほどだった。


それから3時間ほどして目覚めた私は、急に悔しさが込み上げてきた。

「このままじゃ終わらない。絶対乗れるようになってやる!」


そう決意した私は、近所のオフィスビルの駐車場(今日は日曜日なので休み、人はほとんどいない)に出向き、教習所で教わったことを思い出しながら、練習を始めた。

しかし・・・である。

30分が過ぎた頃、低速走行で、Uターンをしようとしたとき、見事なまでに人生初の立ちゴケを体験する。

しかも・・・である。

私は倒れたバイクを起こしたことがない!教習所でも教えてもらっていない。

300キロの車重のバイクは、力任せで起こせるものではない。

結局一人では起こすことができず、運良く近くを通りかかった人に、助けてもらい、事なきを得たのだった。


確かに日本でバイク免許を取得するのは時間的にも金銭的にも、そしてもとめられるスキルにしてもアメリカよりずっと厳しい環境であるのは間違いない。

しかし、そのおかげで得られるメリット(バイクを乗りこなす基本スキル)は確かにあるのだ。


私からすれば、そういう基本スキルを持ってバイクライフをスタートできる日本の人達が羨ましい。


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テーマ : Harley-Davidon
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プロフィール

ハーレーライドプロ

Author:ハーレーライドプロ
南カリフォルニア(オレンジ・カウンティ)在住の事業家兼作家/講演家でハーレー乗り。
世界で1番売れてるハーレーのライテクDVD『ライド・ライク・ア・プロ』を日本で販売。
アメリカのハーレーライフを中心にハーレーに関すること、ツーリングやライテク、それからローカルのファッションやハーレーのある暮らしを綴る。

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